研修の概要
Claude Code 企業研修は、2日間・全12モジュールのハンズオン研修です。前半で知識とセキュリティの土台を作り、後半で受講者自身の端末に環境を構築して業務自動化ツールを実装します。
- 対象
- 法人・団体(2名から)。ソフトウェアエンジニア、情報システム部門、業務でスクリプトやデータ処理を扱う方が中心です。EXECUTIVE・SALES & MARKETING・PROFESSIONAL・EDUCATION & HRの各コースは非エンジニア職も対象です。
- 期間・時間
- 2日間・合計12時間。DAY1は知識・セキュリティ基礎、DAY2は環境構築と実装演習。2日を別週に分ける、開始時刻を調整するなどの相談が可能です。
- 実施形式
- オンライン(Zoom)/オンサイト(講師が出張)/ハイブリッド。オンサイトの会場費・講師交通費はご依頼側のご負担です。
- 対応エリア
- 福岡市を拠点に、北九州市・久留米市・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島の九州全県へ出張。九州外もご相談ください。オンラインは全国対応です。
- 前提条件
- Claudeの有料プラン(Pro または Max)とGitHubアカウント、ソフトウェアをインストールできるPC。事前に準備手順書をお送りします。Claude Code自体の利用経験は問いません。
- カリキュラム
- 標準化された固定プログラムです。助成金活用の要件として内容・時間割を統一しています。DAY2の総合実装課題では受講者の実業務を題材にできます。
- 受講者に残るもの
- 自社向けに設計したCLAUDE.md、セキュア設定済みの端末、翌日から実行できるタスクリストと社内展開ロードマップ。
- 助成金
- 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の対象になり得ます。条件と助成額はリスキリング助成金のページで整理しています。
7つのコース構成
職種・業種に合わせて7コースを用意しています。いずれも2日間構成で、セキュリティのモジュールを必ず含みます。標準はSTANDARDコースで、以下に全12モジュールの詳細を掲載しています。
STANDARDコース DAY 1 — 知識・セキュリティ基礎編
DAY1は座学中心ですが、講師によるプロンプトインジェクションや情報漏洩のデモを交えて進めます。3モジュールがセキュリティ専門です。
Claude CodeおよびLLMの基本構造を理解し、業務にどのように適用できるかの全体像を掴みます。
- Anthropic / Claude / Claude Codeの違い
- LLMの仕組みと限界(ハルシネーションの理解)
- AI活用における業務変革の具体例
- LLMの特性を踏まえた活用判断力
- ハルシネーションを前提にした安全な利用設計
- 業務へのAI適用アイデア設計力
Claude Codeを扱う上で必要なGit・ターミナル操作を整理し、実務での環境構築・トラブルシューティングの基礎を固めます。
- Gitの基本概念(リポジトリ、コミット)
- CLI / ターミナルの役割
- .env / .gitignore / SSHの基本
- 最低限の開発環境リテラシー
- 設定ファイルの意味と役割の理解
- エラー時の基本的な原因特定力
AI活用におけるリスクを体系的に理解し、組織レベルと現場レベルの認識を統一します。
- CIAトライアド(機密性・完全性・可用性)
- 脅威モデリングの基本
- ISMSや社内規定との関係性
- リスクを構造的に整理する思考力
- AI導入時のセキュリティ観点の判断力
- 組織ルールと現場運用の接続力
AI特有のセキュリティリスクを実例ベースで理解し、現場で起きるリスクを具体的に把握します。
- プロンプトインジェクションの仕組み
- シャドーAIのリスク
- 意図しないデータ送信の発生メカニズム
- AI特有の攻撃パターンの識別力
- 不適切利用の早期検知力
- 安全なプロンプト設計の基礎
実際の情報漏洩事例をもとに、発生原因と防止策を具体的に理解します。
- APIキーや認証情報の漏洩パターン
- GitHub誤コミットの仕組み
- dotenvxや.gitignoreの設計方法
- 機密情報の適切な管理能力
- 設定ミスによる事故の予防力
- 安全な開発環境設計スキル
AI活用を組織に安全に導入するためのルール・プロセス設計を行います。
- AI利用ポリシーの構造
- 承認フローと段階導入モデル
- 監査・ログ管理の考え方
- AIガバナンス設計力
- 組織導入のロードマップ構築力
- 運用ルール策定能力
STANDARDコース DAY 2 — 実践・実装編
DAY2は全モジュールが端末操作ありのハンズオンです。環境構築から始め、セキュアな運用設定、MCP連携、業務自動化ツールの実装課題へと進みます。
Claude Codeを利用するための開発環境を実際に構築し、動作確認まで完了させます。
- Node.js / Git / VS Codeの導入
- Claude CLIのセットアップ
- GitHub連携
- 自力での開発環境構築能力
- ツール連携の基本操作
- 初期セットアップのトラブル対応力
Claude Codeの基本操作と、業務に最適化された設定ファイル設計を行います。
- プランモードと通常モードの使い分け
- コンテキスト管理の考え方
- CLAUDE.mdテンプレート設計
- AIへの指示設計力(プロンプト設計)
- セッション管理スキル
- 業務最適化のための設定設計力
安全に運用するための設定を実際に行い、実務レベルのセキュリティ対策を実装します。
- dotenvxによるシークレット管理
- allowedToolsによる権限制御
- APIキーの管理とローテーション
- セキュアな運用設計力
- アクセス制御設定スキル
- 機密情報のライフサイクル管理能力
外部ツールとClaude Codeを連携し、業務効率化の基盤を構築します。
- Slack / Notion / Gmail / Google Calendar連携
- Hooks / Subagentsの設定
- 権限スコープ管理
- API連携の基本理解
- 業務ツール統合設計力
- 権限管理とセキュリティ確認能力
実務を想定した自動化ツールを構築し、Claude Codeの実践活用力を強化します。
- データ処理からアウトプット生成までの自動化
- ツール連携による業務フロー構築
- AIによる業務代替の実装方法
- 業務自動化設計力
- エンドツーエンドの実装力
- 実務適用可能なAI活用スキル
研修内容を実務へ確実に接続するため、即日実行可能なタスク設計と中期運用計画を講師主導で構築します。
- 翌日から実行できるタスクリストの構造化方法
- CLAUDE.mdの最終設計とチーム展開方法
- 導入・定着に向けたロードマップ設計
- 実行可能なアクションプラン設計力
- チームへの展開・標準化スキル
- AI活用の定着化・運用改善能力
職種別6コースのモジュール構成
職種別コースは各10モジュール(DAY1・DAY2 各5モジュール)です。DAY1にセキュリティ演習とCLAUDE.md設計、DAY2にMCP連携と総合実装課題を共通して含みます。
SYSTEM DEV | システム開発会社向け
受託開発・自社開発のエンジニアチーム。要件定義からテスト・CI/CDまでの開発工程を対象にします。
DAY 1 | 要件定義・設計書生成編
- Claude Code × システム開発の全体像(60分)
- 要件定義の完全自動化(90分・演習)
- 設計書・API仕様書の自動生成 — ER図・OpenAPI(90分・演習)
- セキュアな開発環境の構築 — dotenvx・allowedTools(60分・セキュリティ演習)
- CLAUDE.md設計 — 開発チーム標準化(60分・演習)
DAY 2 | コード生成・TDD自動化編
- ソースコード生成の実践(90分・演習)
- TDDの完全自動化 — Red-Green-Refactor(90分・演習)
- MCP連携 — GitHub / Jira / Confluence / Slack(60分・演習)
- CI/CD + ドキュメント継続自動更新(60分・演習)
- 総合実装課題 + チーム展開ワークショップ(60分・演習)
全10モジュール中8モジュールがハンズオン。
EXECUTIVE | 経営者・管理職向け
経営者・役員・部門長。KPI集計・役員報告・競合分析など、意思決定に必要な情報処理を対象にします。
DAY 1 | 情報集約・レポート自動化編
- Claude Code × 経営判断の全体像(60分)
- KPI・業績データの自動集計(90分・演習)
- 会議・議事録の自動化(90分・演習)
- 経営情報のセキュア管理(60分・セキュリティ演習)
- CLAUDE.md設計 — 経営情報の標準化(60分・演習)
DAY 2 | 意思決定・分析自動化編
- 役員報告レポートの完全自動化(90分・演習)
- 競合・市場分析の自動化(90分・演習)
- MCP連携 — Slack / Google Drive / Notion(60分・演習)
- 人事・採用データの自動分析(60分・演習)
- 総合実装課題 + 経営ダッシュボード構築(60分・演習)
全10モジュール中9モジュールがハンズオン。
SALES & MARKETING | 営業・マーケティング向け
営業・マーケティング部門。提案書・営業メール・コンテンツ生成・顧客データ分析を対象にします。
DAY 1 | 提案書・コンテンツ生成編
- Claude Code × 営業・マーケ活用ビジョン(60分)
- 提案書・見積書の自動生成(90分・演習)
- 営業メール・フォローアップの自動化(90分・演習)
- 顧客情報のセキュア管理 — 個人情報保護法対応(60分・セキュリティ演習)
- CLAUDE.md設計 — 営業チーム標準化(60分・演習)
DAY 2 | マーケ自動化・データ分析編
- SNS・コンテンツの量産自動化(90分・演習)
- 顧客データ分析・セグメント化(90分・演習)
- MCP連携 — HubSpot / Slack / Google Analytics(60分・演習)
- 広告・LP文章の自動生成(60分・演習)
- 総合実装課題 + 営業自動化ワークショップ(60分・演習)
全10モジュール中9モジュールがハンズオン。
AI AGENT DEV | AIエージェント開発者向け(上級)
Claude Codeの基本操作を習得済みのエンジニア。Hooks・SubAgents・MCPサーバー自作・CI/CD統合を対象にします。
DAY 1 | エージェント設計・MCP開発編
- Claude Codeエージェント設計の全体像(60分)
- CLAUDE.md + Hooksの高度設計 — PreToolUse / PostToolUse / Stop(90分・演習)
- MCPサーバーの自作実装 — Node.js / Python(90分・演習)
- エージェントのセキュリティ・権限設計 — allowedTools / deniedTools・サンドボックス(60分・セキュリティ演習)
- Multi-Agentオーケストレーション入門(60分・演習)
DAY 2 | 自律エージェント実装編
- SubAgentsの高度活用(90分・演習)
- CI/CD + エージェント自動実行 — GitHub Actions(90分・演習)
- 外部ツール統合の実装 — GitHub / Jira / Slack / DB(60分・演習)
- 監視・ログ・デバッグ設計(60分・演習)
- 総合実装課題 + アーキテクチャレビュー(60分・演習)
全10モジュール中9モジュールがハンズオン。上級エンジニア向け。
PROFESSIONAL | 士業・コンサルタント向け
士業事務所・コンサルティングファーム。契約書・調査報告書・提案書など文書業務と守秘義務対応を対象にします。
DAY 1 | 文書生成・調査自動化編
- Claude Code × 士業・コンサル活用ビジョン(60分)
- 契約書・法的文書の自動生成(90分・演習)
- 調査・分析レポートの自動生成(90分・演習)
- 守秘義務対応のセキュア運用設定(60分・セキュリティ演習)
- CLAUDE.md設計 — 専門知識の標準化(60分・演習)
DAY 2 | クライアント業務・コミュニケーション自動化編
- 提案書・報告書の自動生成(90分・演習)
- 議事録・ヒアリングメモの構造化(90分・演習)
- MCP連携 — Notion / Google Drive / メール(60分・演習)
- 顧客対応・メールの効率化(60分・演習)
- 総合実装課題 + 業務自動化ワークショップ(60分・演習)
全10モジュール中9モジュールがハンズオン。
EDUCATION & HR | 教育・人事向け
研修会社・教育機関・人事部門。教材生成・評価問題作成・受講者分析・研修運営の自動化を対象にします。
DAY 1 | 研修設計・教材生成編
- Claude Code × 教育・研修活用ビジョン(60分)
- 研修教材・スライドの自動生成(90分・演習)
- テスト・評価問題の自動生成(90分・演習)
- 受講者情報のセキュア管理(60分・セキュリティ演習)
- CLAUDE.md設計 — 研修チーム標準化(60分・演習)
DAY 2 | 受講者分析・運営自動化編
- アンケート・フィードバック分析の自動化(90分・演習)
- 受講者管理・進捗追跡の自動化(90分・演習)
- MCP連携 — LMS・Slack / Google Workspace(60分・演習)
- eラーニングコンテンツの量産(60分・演習)
- 総合実装課題 + 研修自動化ワークショップ(60分・演習)
全10モジュール中9モジュールがハンズオン。
2日間で得られる3つの成果
お申し込みから実施までの流れ
カリキュラムに関するよくある質問
Qカリキュラムを自社向けにカスタマイズできますか?
内容と時間割は標準化された固定プログラムです。助成金の要件として、内容・時間割を統一した形で提供しています。
一方で、DAY2の総合実装課題やCLAUDE.md設計では受講者の実業務を題材にします。自社のデータやワークフローを持ち込むことで、固定カリキュラムのまま実務に直結した成果物を作れます。
Qどのコースを選べばよいですか?
迷った場合はSTANDARDコースです。職種を問わず、環境構築・セキュリティ・業務自動化の基礎を網羅しています。
受講者が開発チームに限られる場合はSYSTEM DEV、経営層ならEXECUTIVE、営業・マーケ部門ならSALES & MARKETING、士業ならPROFESSIONAL、研修・人事部門ならEDUCATION & HRが適しています。AI AGENT DEVはClaude Codeの基本操作を習得済みのエンジニア向けの上級コースです。無料相談で対象者を伺ったうえでご提案します。
QDAY1とDAY2を別の週に分けて実施できますか?
可能です。連続2日間のほか、1週間程度あけて実施する形も選べます。開始時刻や休憩の取り方も相談に応じます。DAY1で学んだセキュリティの考え方をDAY2の設定演習で使うため、間隔は長くても2〜3週間以内をお勧めしています。
Q受講者のスキルレベルにばらつきがあっても大丈夫ですか?
問題ありません。DAY1は知識編なので前提スキルの差が出にくく、DAY2の環境構築は90分の演習として時間を確保しています。事前に準備手順書をお送りし、当日は講師がつまずいた方を個別にサポートします。Claude Code自体の利用経験は問いませんが、基本的なコマンドライン操作とGit操作の経験があると演習が進めやすくなります。
Q非エンジニアの社員も一緒に受講できますか?
STANDARDコースは全職種向けに設計しているため受講できます。ただし、DAY2はターミナルを使う演習が中心です。ターミナルを使わずブラウザだけで完結する研修をお探しの場合は、Claude 法人研修(Claude Cowork)のほうが適しています。両方を組み合わせて、エンジニアと非エンジニアで分けて実施する企業もあります。